北海道全線フリーきっぷのこととか

日記, 鉄道

もうすっかり2月も終わりですね。
結局1ヶ月近く間が空いてしまいました。

渋谷駅のすぐ下

昨日の(ってももう一昨日か)夜23時20分くらいにここ通ったら煙出てて変な匂いして、隣のラーメン屋の店員らしき人が何やら騒いでいて何やら物騒だなぁと思って家帰ってtwitter開いたらあの10分後くらいに爆発したと聞いてマジで震えた。
ちょっと遅かったら巻き込まれてたわけだぜ……怖い怖い。
一日経ってまた今日通ってみたらもう何事もなかったかのような風でした。
なんだったんだろう?新聞には全く載っていなかったが、あれで終電間際の東横線止まってたんだからちょっとはニュースになってもおかしくないと思うのだけれど。
触れてはいけないような何かがあるんでしょうかね。今見たらどうやら現場はもうちょっと奥の方らしい。
よく見れば警備の人っぽい人いますね。

春の18きっぷの正式プレスがなかなか発表されずもやもやしていたのですが、いつの間にか出ていたようで。最近twitter見てないから気づかなかった。
「青春18きっぷ」(春季)の発売について [PDF/18KB]

発売期間は平成25年2月20日~3月31日
利用期間は平成25年3月1日~4月10日
よく見たら今日から発売開始ですね。
お値段はいつもの11,500円で、その他もろもろは相変わらず。
3月2日から運行の大船渡線BRT(バス高速輸送システム)が利用できるというのが今回の大きな仕様変更でしょうか。リリースが遅くなったのはその関係もあるんでしょうね。京都大学の生協が先走って広告出したりしてましたけど……
北海道&東日本パスの方も出るようで、一安心。
まーでも、旅に行ってる暇が取れるかどうかは別の話なわけで。うまいこと3連休作れればなぁ……

で、それと一緒に気になったのがこちら。
北海道を旅しよう!旅程にあわせて2タイプ。「北海道全線フリーきっぷ」「みなみ北海道フリーきっぷ」を発売します! [PDF/40KB]
きっぷの詳細ページはこちら
東京都区内発着限定ながら、JR北海道全域(みなみ北海道フリーきっぷは札幌・小樽までのフリーパス特急・急行自由席の乗り降り自由)+東京~中小国までの乗車券(別に特急券を買えば新幹線・特急の乗車も可能)で29,800円(みなみ北海道フリーきっぷは23,000円)。
昔出てた「ぐるり北海道フリーきっぷ」を思い出しますが、こちらはどちらかというと周遊きっぷに近いものになっています。
まず、蟹田までの扱いはあくまでも「乗車券」という位置づけのようです。
なので、たとえば上野から新青森まで新幹線を使うのであれば、新幹線特急券を別に買うことで乗車ができる、と。ところで、こちらのフリーエリアは蟹田駅からとなっているため、新青森・青森から白鳥に乗る場合は「新青森・青森~蟹田」間の特急券が別途必要そうです。
(ここまで書いてフリーエリアの開始駅を中小国駅と勘違いしていたことに気がついたので修正。)

ぐるり北海道フリーきっぷは往復の経路として利用できるのは東北本線・東北新幹線のみだったのですが、今回のフリーきっぷは「あけぼの」を利用する場合に限り高崎線・上越線・羽越本線・奥羽本線が利用できます。
よって、IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道には対応していないため、「実質的にこのきっぷ一枚で旅行を行うことは不可能」ということでしょうか。あけぼのに乗るにも追加の特急券は必要になりますし、盛岡から新青森までは新幹線しか使えませんし。

また、フリーエリア内の特急でも「指定席」に乗車する場合は、指定席券だけでなく「指定席特急券」を購入する必要があるようです。
ぐるり北海道フリーきっぷでは座席指定を受けることも可能でしたが、全線フリーきっぷでは残念ながら出来ません。ちょっと惜しいですね。

それから、気になる記述もいくつかあります。
「あけぼの」号を利用する場合に限り(「あけぼの」号に乗り継ぐための普通列車利用含む)」の括弧内は、いったいどういう意味なのか。
単純に蟹田から青森までの津軽海峡線のことを指していると考えるのが自然ですが……
それとも、都区内から高崎まで普通列車で行き、そこからあけぼのに乗る想定でしょうか。しかしMLえちごのように、高崎で日付変更を迎えるといったことはありません。
また、非常に細かいことですが津軽海峡線の始点は青森駅です。
よって「経路は、東北新幹線(東北本線含む)・津軽海峡線経由です。」と考えると、青森~新青森間は奥羽本線のため、別途運賃が必要なのでしょうか。

さらには「乗車中に、有効期間の最終日からその翌日に日付が変わった場合、有効期間最終日の翌日に限り、運賃は改札口から出場しない限り最終目的地まで、料金は当該列車から降車しない限りフリーエリアの境界駅まで有効です。翌日に特急列車等に乗車される場合は別に特急券等が必要です。」というもの。
これ、現行の定期列車のダイヤとして該当するものは上りのはまなす・カシオペア・北斗星しかないと思うのですが、5日目の夜に札幌を出たはまなすに乗車した場合、青森で降りる頃にはもう通常の有効期間は過ぎているにもかかわらず、通常と同じように東京まで帰ってくることができる、ということなのでしょうか。このあたりの細かい仕様問題は少々疑問が残りますね。自分の読み込みが甘いのもあるかもしれませんが……

ちなみに、フリーエリア内までの往復で途中下車はできません
これって結構大きな制約じゃないかと思うのですよ。延々と普通列車を乗り継いでいき、盛岡から新幹線に乗ってしまうこともできますが……その間改札を出られないというのは、ちょっと勿体ないというか、残念というか。
距離として長すぎるんですよね。例えばはまなすに乗り継げる最終の新幹線が道中事故や点検などで大幅に遅れ、乗り継ぎに失敗した場合どうなるのか。その辺の保障はこの記述からは読み取れません。
もし、「東京から青森までの運賃を支払え」などと言われたら結構な額となってしまいます。そして、そのリスクを負うにはちょっと値段の高いきっぷではないかなと。18きっぷとかならまだ良いんですけどね。

それから、北斗星などは盛岡でIGRから東北本線にそのまま入ってしまうので別途運賃でいけると思うのですが、普通列車で盛岡からIGRに乗り換えることはできるのでしょうか。
早朝のみIGRと東北本線を直通する普通列車が数本設定されていますが、このきっぷを利用する現実的な時間に直通列車は設定されておらず、一度改札を出なければ乗り換えることはできません。
と考えると、それは「途中下車」と同様に扱われてしまうのではないでしょうか。……まぁ、たとえ盛岡で例外的に乗り換えのために改札を出ることが出来たところで、他のところで途中下車が出来ないのであれば普通列車を乗り継いで行く気にはあまりなれないですが。

しかし、普通に旅行する分にはなかなか魅力的なきっぷではないでしょうか。
3月の改正で周遊きっぷも廃止になってしまいますし、その代替と考えられます。

そうそう、周遊きっぷとの違いがもう一つ。
周遊きっぷは「ゆき」+「フリーエリア5日間」+「かえり」のセットという構成だったのですが、今回のは「(ゆき+フリーエリア+かえり)5日間」が一枚にまとまっています。
つまり、往復あわせて5日間、言い換えればこのきっぷのみで旅行する場合の全日程が5日間以内にならなければならないといった感じでしょうか。
個人的にはそれでも十分かなと思いますが。

にしたって、改めて調べて思ったのですが、盛岡~青森間をIGR+青い森で行こうとするとそれだけで5,330円かかるってのは、ちょっとなぁ……
だって、新幹線使ったら特急券含めても6,290円って考えると、#ヤッパシンカンセンダッタンジャナイスカネー
つうことで、このきっぷ+北斗星使おうと思うときっぷ代のほかに特急券寝台券+5,330円追加になるので、結構な値段がします。それでも道内をたくさん移動するってなると特急自由席乗り放題は魅力かも。
旅に出られる見込みは立っていないけれど、このきっぷ想定のルート立てでもしてみようかしらん。

日記, 鉄道

Posted by kwkmcm